マキロンブログ

名古屋レクチュアのあと

2011.12.13  マキロンブログ 

地方レクチュアーへお伺いするとき、以前から気になっていた当地のレストランや旅館に行くようにしています。ここ名古屋では何度か落合シェフの“ラ・ベットラ・オチアイ”さんに行かせて頂いてます。今回は予約が取れなかったのでイル・ベッキオ・モリーノさんでお食事しました。名古屋には何故かイタリアンの名店が多く、こちらも非常に美味しいお料理でした。

マキロン日記-ショウゲツ海
翌日は足を伸ばして知多半島の“海のしょうげつ”さんへ行ってまいりました。海を臨む高台にあるお宿で、全体はこぢんまりとしていていますが別荘かリゾートホテルのようなたたずまいでした。

お部屋はヴィラタイプになっており、メゾネットになったところもありますが、今回は平屋建てのお部屋にしました。ワンフロアで広いのが特徴です。

食事は地下にある食事処で個室にていただきます。専任の方が一品ずつサーブしてくれます。何と言ってもこちらへ来た目的は旬のふぐ料理です。てっさや焼き物は勿論、ふぐの軍艦巻きなども
マキロン日記-ショウゲツお風呂
出てきます。シェフは若い方だそうでお料理も洗練されています。

お世話をしてくださる方の身のこなしやお話のされ方からも上質感を感じました。但し、これは勘ぐり過ぎかもしれませんが、選ぶコースによってお世話係の方の習熟度が違うかも・・・。

ロビーではコーヒーなどの飲み物が自由にいただけるし、そこにあるバルコニーからの景色も大変に美しく、寛げるスペースです。あと、パブリックな浴場がありますが、こちらは広くは無く特段、特徴のあるものではありません。

マキロン日記-ショウゲツ河豚
その分、部屋つきのお風呂は海に面していて爽快な気分です。しかも、こちらは夕日が沈む様をゆっくり見ながら入浴できます。部屋には天体望遠鏡が置いてあるなど遊び心も気が利いています。

“海のしょうげつ”さん お奨め度 ★★★★

お料理も美味しく、接客も上質。しかしながらお料理を良いコースにすると、かなりの出費となります。コストパフォーマンスの点で★4つです。たった1つ疑問は食事処から見える庭の装飾は?

天草その2

2011.12.6  マキロンブログ 


マキロン日記-イルカ
さて天草2日目はイルカ見学に行きました。近海に200頭ものイルカがいるらしく、遭遇率はほぼ100パーセント! 海に出てみると・・・いるわいるわ、イルカの群れです!イルカはグループで同じように泳ぐので圧巻です。

手で触れるくらい近くに来るんですよ。好奇心旺盛なのか、私たちの船の周りをずーとウロウロしていました。

夕刻には更に奥地にあるキリシタンゆかりの教会へ行きました。このような地の果てに数百年の時を超えて続く信仰のあることに感慨しきり。

五足のくつさん2日目は最も新しくできたヴィラを取りました。施設の最上部にあるので景観は更にアップします。ヴィラも1つ1つ違う造りになっていて完成度も高いです。

実は更に山の上に違うタイプの宿泊施設を構想中とか。できるのが楽しみです。オーナーさんは、下田温泉の

地元旅館の跡取りだったのですが、実家は継がず、世界を自由に放浪した末、自分の世界観を宿にしてみたとのこと。だから日本らしさやバリのリゾートのような様々な様式が渾然一体となっているのですね。

食事後はバーへお邪魔しました。こちらのバーテンさんは地元のご出身なのですが、永く東京で働かれていて近年、天草へ戻られたとのこと。非常に人当たりの良い方で宿泊者の人気者です。

この方に薦められて社長は“あるもの”が入ったお酒を飲んでいました。このお酒は“あるもの”が入っているため、今では輸入できないらしく非常に珍しいお酒だそうです。“あるもの”のせいか、社長は部屋まで空中を浮揚して帰ることができたそうです。(笑)

“五足のくつ”さんは本当にお奨めできる宿です。但し、周りに何も無いことに価値を感じる方向け。アクセスも困難な部類でしょうし、山の斜面にあるので身体の不自由な方は要相談かも。

でもでもでも、海に光の道を映すあの月を見に行くだけで絶対価値はあります。食事もおいしく、素材本来の魅力が引き出されています。

お奨め度 ★★★★★

天草にて

2011.12.6  マキロンブログ 

マキロン日記
先日、九州のレクチュアーの折に足を伸ばして天草へ行ってきました。博多から新幹線で熊本へ行き、そこからレンタカーで3時間!5つの大きな橋を渡り、ようやくたどり着きました。

お宿は以前から伺ってみたかった“五足のくつ”さんです。このような秘境(?)に南国の楽園のようなアバンギャルドな施設があるとはびっくりしました。急な山の斜面にあるので景色は絶景です。そして時間とともに驚きの景色が・・・。

まずは夕日の沈む時刻。これほど美しく近くに感じられる日没を他に知りません。刻々と表情を変える太陽と周りの雲。オレンジから紫に変わる過程が幻想的でした。

そして更に驚いたのが食事の途中、係りの方が教えてくれた、海
マキロン日記
に浮かぶ月。中座してバルコニーへ出ると何と!空に浮かぶ月からまっすぐに一条の光が・・・。それは海に映った月明かりだったのです。月が空と海を一体にして、すぐ近くにまで光を届けてくれているのです。この神秘的な光景は忘れられない思い出です。

天草は食事もおいしく、暮らしもスローライフそのもので、とっても気に入りました。リタイア後、この地で暮らす人が増えているのもうなずける、すごくいいところでした。

マキロン目線

2011.11.1  マキロンブログ 

はじめまして、マキロンです。このブログは日々お仕事でお伺いするお店やお宿を紹介します。あっ、マジック関係のブログではないので悪しからず。(たまーにマジックの裏ネタ書き込みします。注意深く見ていただくと、他所では絶対見られない内緒話あります。)

何故、こんなテーマのブログかというと社長は別事業でレストランを出店するなど飲食事業に造詣が深く、いろんなお店にお伺いする機会が多いのです。また大の温泉好きなので、レクチュアーなどでお招きいただいた先の温泉宿もご紹介していこうと思います。

そもそも、こんなブログを記すのは世に権威有りといわれる書評などが全くあてにならなかった経験からです。一流と言われるレストランや旅館が信じられないようなお粗末な運営をしている場合もあれば、名もないお店で心に残る邂逅を得ることもあります。

ひと頃、『自遊人』という雑誌が自由闊達な評価で旅館を評価してくれていました。それを大いに参考にさせていただいていたのですが、最近ではめっきり“大人の雑誌”になられて、紹介されている宿がいいのやら、悪いのやら判断に苦しむ書き方に変わられました。

決定的だったのは“月のうさぎ”というお宿の評価。数年前の評価では『月にかわって、おしおきよ』というものだったのですが、最近の号ではお勧め宿になっていました。この宿は当時、予約の取れない宿の1つで気にはなっていたのですが、果たして良いのか悪いのか・・・。→答えは別項を。

レストランを評価するあの赤い本も然り。この本に載っているからと言って必ずしも期待できるお店とは限りません。かと言ってネット上の口コミも当てにできないのでご用心。噂ではヤラセ横行らしく・・・。

マキロンブログでは正真正銘、オール自腹で歯に衣着せぬ評価を掲載しますので食べること大好き、温泉大好きな同じ趣味の方は是非参考になさってください。