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心斎橋イタリアン

2012.3.28  マキロンブログ 

今日は仕入れを兼ねて大阪、心斎橋に居ます。東急ハンズのすぐ近くに朝日新聞に紹介されてたお店があったので食事に出かけました。朝日新聞の記事にあるお店はおいしいところが多いので今回も期待して行きました。

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そのお店はトラットリア・ゴロージィーさん。小さな間口の結構、急な階段を上がっていきます。お店自体は小体な造りです。

お野菜を中心にしたお料理のように紹介されてたのですが、メニューを見ると食材は豊富。ホタテの貝柱やオマールエビ、明石の鯛など目移りします。もちろん、野菜も旬の筍やアスパラガスなどどれもおいしそう。

コースでオーダーすると各アラカルトから選べるのでお得です。(追加料金の必要なものもあります)

味は素材が生かされており、特に野菜はどれもいいものを使っておられます。かぼちゃやアスパラガスは濃い味で付け合せの範疇を超えたものがあります。さすがお野菜がおいしい店と紹介されてただけあります。

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今日はホタテの貝柱や鯛とトリュフのパイ包みなどをいただきました。彩りも美しく、本格的なイタリアンです。パスタの量もしっかりしていてお腹も大満足。

デザートはトウモロコシのブリュレやイチゴのスープなどがあります。

先ほど書いたようにメニューは豊富で選ぶ楽しみも大きいのですが、お二人で切り盛りしているのでお店が混んでくると少々、時間の余裕が必要です。シェフは料理作りに忙しそうで奥さまは接客しながら調理のアシストをされているのでこれまたお忙しそう。お料理はどれも美味しくいただきましたが、もう少しホスピタリティがあると、ゆっくりくつろげるかも。ワインをゆっくり飲むには少々窮屈かな。

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でもこのお値段でおいしいものを提供していただけるのですから貴重なお店ではあります。

鈴鹿に来たよ

2012.3.26  マキロンブログ 

今日マキロン日記 は地元クラブのお招きで鈴鹿へ来ました。三重県のあちこちのクラブからお集まりいただき、ありがとうございました。

今回はロイヤル倶楽部の方2名も同行していただき、自慢の腕を披露していただきました。目の前で見る、迫力ある演技にお客様も大喜び!

終了後、慰労を兼ねて地元の名店、“まと場”さんへ伺いました。こちらは自社牧場を持っているお肉の有名どころです。特選のお肉をいろいろな料理で提供していただけるのですが、今日はすき焼きでいただきました。

囲炉裏のある掘り炬燵式の個室です。そして熱源は何と、炭です。並べただけで一気に顔が火照るほどの熱を持っています。その炭の上に置いた特製鍋でお姉さんがつきっきりでお肉や野菜を焼いてくれます。

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お肉を1人分ずつ1枚1枚焼いてくれるので本当に良いタイミングでいただけます。4人分をずっとお世話してくれるので、食べることに集中できます。

霜降りのお肉はさっぱりしていて一口で良いお肉であることがわかります。京都や大阪でもいろいろなお肉をいただきますが、やっぱり松坂が近いお肉の本場、良いものがいただけます。

野菜や白滝も1番良いタイミングで1人ずつ食べさせていただけます。

その地元には私たちの知らない名店があるものです。このようなお店を発見できるのも地方へお邪魔する際の楽しみの1つです。

名古屋ヒルトンなう

2012.3.21  マキロンブログ 

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3月20日は名古屋にてレクチュアーさせていただきました。来場のお客様有難うございました。

今日泊まる名古屋ヒルトンホテルは会場の真向かいで徒歩30秒の便利さでした。ヒルトンホテルの中はまるで外国の雰囲気です。パイロット姿やCA姿の外国人が行きかっています。彼らの定宿なのね。

夜は前に行ったお店が感じよかったので探して伺いました。ドディチ・マッジョさんというお店でイタリアン料理なのですが和食の要素も取り入れてらっしゃり、とっても美味しいのです。例えば最初の一皿はしめ鯖を使った料理でしたが、全くさばの癖がありません。自家製のカラスミと合えていただきました。

他にもマグロの寿司が出たり、白菜のスープがあったり、全くイタリアンの範疇に収まらないサプライズ連続のお料理です。そのどれもが奇をてらったものでなく、しっかり美味しいのです。

そしてお店の方もフレンドリーで楽しく食事できます。カウンター前のシェフをモチーフにしたアニメも楽しく、季節で着せ替えるそうですので、次に伺うときにはどんなデコレーションになっているかも楽しみにしておきます。

※お奨めのポイント このクラスのお店には珍しくワインのフリードリンク製があるので、たくさん飲まれる方はお得です。(90分、1,500円)

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3月のなかひがしさん

2012.3.16  マキロンブログ 

本日は月に一度のなかひがしさんへ伺う日です。ひな祭りの月らしく、先付には甘酒(白酒の代わり)が付いた
マキロン日記-3月なかひがし
斬新な内容です。お水取りにちなんだ椿見立てのお料理もあります。

特筆すべきはジビエの苦手な社長のために特別に誂えていただいたカラスミ料理です。カラスミの周りに白いものが巻かれていて、少し焦げ目がついています。さてこれは何でしょう?

答えは酒粕。そして焦げ目は蜂蜜が塗ってあるためです。カラスミと酒粕のとりあわせは全く想像もつきません。

塩辛いカラスミにほんのり甘い酒粕がからんで絶妙の味を構成し
マキロン日記-なかひがしお土産
ます。今までに食べたことのない味です。どうしてこんなコラボが思いつくのでしょう。またもや大将のドヤ顔を見せられることとなりました。(笑)

今月のメインは隠岐の島の春香(はるか)という岩牡蠣でした。こちらも大変美味でした。

しかも、おみやにふき味噌を頂戴しました。“春ひとつ”とあります。このあたりのセンスもなかひがしさんらしさが出ていますね。

来月は伊豆でなかひがしさんのお料理をいただく企画です。今からとっても楽しみ。ルン♪

ふぐの宿

2012.3.14  マキロンブログ 

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静岡レクチュアーに行ってきました。ご来場のお客様ありがとうございました。静岡の帰りには愛知県渥美半島の“角上楼”さんへ寄りました。こちらはフグで有名なお宿で伺うのは3回目です。

そう、渥美半島や知多半島は天然フグが採れるのです。この宿は築100年ほどの建物でそこかしこに懐かしい雰囲気が残っています。それでいて豪壮なしつらえがあるのは元々、芸妓さんを抱えていた置屋さんだったからでしょうか。

お料理はパワーアップしていて、フグのフルコースはどれもおいしくいただきました。てっさはポン酢のほか、オリジナルの塩で食べるのもおいしいのです。中でも焼きフグは厚い身を軽く炙るだけでホクホクになります。フグのほかに渥美牛も出していただきました。こちらも大変おいしく、フグ料理の間に食べてもバランスが崩
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れません。

最後の雑炊もかなりたくさん作っていただいたのですが、すっかりたいらげました。

この宿のご主人はバイタリティみなぎる方ですが、大変腰が低く丁寧に応対していただけます。スタッフの方は若い方が多いのですが、非常に親切です。細やかな心配りもされて、この面でも以前よりパワーアップした宿となっています。

また今回は近くにあるお宿のバーにお邪魔した時、大女将が来られて随分話に花が咲きました。大女将は大変面白い方で歳を感じさせない若さです。お顔もトゥルットゥルで皺がありません。嫁がれた当時のご苦労や亡くなったご主人との思い出話も感慨深い内容
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でした。

そしてこの大女将は手相見をされるので機会があったら是非、お願いされてみては。ちなみに社長も見てもらっていましたが強い星のもとに生まれていて多くのご先祖様が守ってくれているので更に大きな仕事にチャレンジするといいそうです。これ以上頑張られても周りが大変ですが(笑)

角上楼さん お奨め度 ☆☆☆☆

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マキロン日記-中庭

黒いカード

2012.3.7  マキロンブログ 

10日ほど前、営業中に社長宛てに1本の電話がありました。その電話を切ってから何故か社長はソワソワしだしました。しかも困った顔をしながら電卓を取り出して色々計算しています。

仕入れ先様から商品値上げの連絡でもあったのかと思い、確認すると何も言わずニヤニヤ顔。へーんなのと思いましたが、そのときはそのままになっていました。

しばらくすると某カード会社から黒い封筒が届いておりました。もしや・・・。そう、それはあのカード会社から黒いカードはいかがですかというインビテーションだったのです!とは言ってもほぼ都市伝説のようなブラックカード。(正しくはセンチュリオンカード)

何でも全世界で5000枚程度しかないうえ、新規の発行はほとんどない状態と聞いていたのですが。ジェット機が買えるとか専任のコンシュルジュが付与されるとか、カードがチタンでできていて空港の金属探知機に引っかかるとか様々な逸話がインターネット上で囁かれております。

社長はそんな秘密めいたカードを持つことになるのか?そもそも、どうやって手に入れるの?特殊なコネがあるのか?

このブログを読む方はこのカードにも興味がある方が多いと思いますので詳細が分かればまたお教えします。

東京レクチュアー 2

2012.3.6  マキロンブログ 

さて東京のレクチュアーも2日目。昨日にも増して多くのお客様に来ていただいたのですが、奇術協会会長の渚晴彦先生も来場いただいて非常に緊張しました。渚先生はとってもダンディで、紳士でらっしゃいます。

せっかくですので冒頭、ご挨拶をいただきました。お客様も大物来場者にびっくりしていたようです。

メイン商品が前日で売り切れていたにも係らず、予約で注文をいただき一時はラッシュアワー状態になるほどの活気でした。いつも思うのですがマジックのお客様は本当に熱心でらっしゃいます。

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東京での2日間のレクチュアーも大盛況のうちに終えて、今日は以前から気になっていた“うかい亭”さんへ行きました。虎の門からだと銀座店が近いのですが、満席とのことで表参道店にお伺いしました。

うかい亭さんは鉄板焼きのお店ですが、正直伺うまでは鉄板焼きというのはカジュアルにいただくようなものと思っていました。

しかし、その考えはお店の立地から打ち砕かれます。表参道のメインストリートのシャネルとディオールの間の道にあるのです。しかもこちらも車での直接乗り入れOK。小雨が降っていたのですが全く傘をささずに入店できます。

お店に到着すると清楚にしてゴージャスなお出迎えの方がエスコートしてくれます。予約の名前を告げるとウエィティングルームに

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通されます。そちらにはさり気なくラリックの器やマイセンの小物などがディスプレーされています。お店のしつらえは都会の真ん中のビル内なのに古民家の大きな梁がそこかしこにあります。なんでも150年ほどの歴史ある建物を金沢から移築されたのだとか。

さて席へ通されると明るく贅沢な空間が広がっています。大きな窓からは原宿の街が見えますし、目の前では数人のシェフが鉄板の上で見事な手さばきを披露しています。

お料理もアラカルト、コース様々なご用意があります。コースを選ぶとメインはもちろん、お肉の鉄板焼きなのですが、先付から始まる内容は懐石風です。しかも一品、一品が洗練されていて十分に和食の要素が取り入れられています。器もとても良いセンスの和
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柄で統一されています。オーナーのこだわりなのでしょう。

まずでてくるのがウニのジュレ。次は蛤か桜鯛を選びます。それぞれがとても美味しいのです。素材の味が生かされているということは素材が素晴らしいのでしょう。付け合せののアスパラガスや筍も甘いくらいの味でした。

スープはえんどう豆でしたが、こちらも一切の出汁を使わず素材のみをすり流したものが提供されます。

そしていよいよ、鉄板焼き。最初はカナダ産のオマールエビです。まず、ソースを個別に作っていただけます。それを見ているのも心地よいものです。

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エビは身とミソの部分を別々に焼いてサーブしてくれます。その間に次の牛肉に使用するガーリックを焼き始めるのですが、そのにおいだけで期待は高まります。

お肉は最高級ランクのもので独自のポン酢とわさびソースだけで食べます。ポン酢は付け合せの新玉ねぎと和えていただくのですが、この玉ねぎとの相性も抜群でした。

そして〆はガーリックライス。これも絶品と言いたい!お米より小さく刻まれたガーリックがまぶされ余分な脂をすべて排除してから出されるのでお肉を食べた後でも全くしつこくありません。

〆はほかにそうめんなども選べるのですが、初めてだったら是非ガーリックライスをチョイスしてください。

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というのも、シェフにお伺いしたところ、うかい亭さんのシェフとなるには下積み後に試験があって、それがお肉を焼くこととガーリックライスを作ることなんだそうです。そしてガーリックライスはある意味、お肉を焼くより難しいそうです。それほどこちらではガーリックライスにこだわっておられるのでしょう。

そして特筆すべきは食後のデザートです。これは別室でのサーブになります。この通された別室がまるで高級ホテルのバーそのもの。メインのデザートのほかに様々な可愛らしいお菓子がワゴンで提供されます。

どの空間も贅を凝らした一流のしつらえです。それでいてサービスは極めてフレンドリー。しかも暖かさがあります。これは接客に対
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する高度な教育と熱意がないとできることではありません。どのスタッフも一生懸命に居心地良くしてくれます。

それは最後のお見送りにも現れています。エレベーター前でお辞儀して終わりかと思いきや、エレベーターに同乗されて、地下駐車場まで来られます。その間も結構な内輪話などもされて終始、笑いが絶えません。

車に乗ってお別れを告げました。車用エレベーターで地上に上がり、帰ろうとするとそちらで待っておられ、そこで本当に最後のご挨拶。お店を出てから4,5分は要します。スタッフをここまで割いてサービスを提供するのは並大抵ではありません。

本当に心地よく、おいしいお料理をいただけるお店でした。皆様に強くお勧めできるお店です。次は是非、銀座店にもお伺いしようと社長にお願いしておきました。

表参道うかい亭 さん お奨め度 ☆☆☆☆☆

東京レクチュアー 1

2012.3.6  マキロンブログ 

多くのお客様にご参加いただき、1日目のククチュアーが無事終了いたしました。メインの商品がみんな売り切れてしまい、焦りました。

今回の教材は筒からのボトルプロダクションですが、同じ筒を使ってパラソルも出せるので皆様、大いに満足されたようで、パラソルセットは山のようにご用意したのに本日で完売してしまい、皆様の意欲に驚きました。

マキロン日記-エレベータシャネル1
今日の夜の食事は前から行きたかったシャネル直営のBEIGE(ベージュ)さんにお伺いしました。銀座のシャネルビルの10階にあります。なんと、銀座のど真ん中なのに自社ビル駐車場に直接、車で乗り付けられるのです。

お店の内装はモダンで特段、気負うことはありませんが、男性はジャケット着用なのでご注意。店内からは大きなガラス越しに銀座の街が一望でき、東京タワーも見えてとても綺麗でした。

お料理はかの有名なアラン・デュカスのプロデュース。本格的なフレンチですが、とても食べやすく、かなり日本人向けにアレンジされています。食材もジビエを避けることもできますし、アラカルトでもコースでもオーダーできます。私たちはいろいろ選べるコースで
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いただきましたのでバラエティ豊富な食材を食べることができました。

メインには牛肉をいただきましたがソースはやはり絶品。思わず、パンをおかわりして残さずいただきました。

サービスも行き届いており、シャネルだからと言ってお高くとまっているようなイメージではありません。

最後に出てきたお茶受けのチョコレートはシャネルのボタンをモチーフにしたもので遊び心もあふれています。

銀座シャネルでは若手演奏家を招いて様々なイベントも催されているので、そのような折りに伺うのも楽しみ。

東京レクチュアー前日

2012.3.6  マキロンブログ 

3月3日、4日と東京、虎の門にてレクチュアーを開催させていただきました。参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。4日には奇術協会会長、渚晴彦先生にもご参加いただき、大いに盛り上がりました。重ねて御礼申し上げます。

マキロン日記-むぎ前 私たちはレクチュアー前日、3月2日から現地入りしておりました。その日の夜はシルク類を仕入れさせていただいている会社の社長様にお食事に連れて行っていただきました。その会社は浅草の近くにあるのですが、お連れいただいたのは有名な浅草むぎとろさんです。

名前は存じていましたがお伺いするのは初めてです。麦飯にとろろがかかっているのが名物なんだろうなぁという浅薄な知識しかなかったのでお料理を見てびっくり。先付から始まる懐石風のコースでいただけるのです。

それぞれのお料理も完成度が高く、盛り方も京都風の美しいものでした。味付けも繊細で非常においしくいただきました。浅草というと下町で、てんぷらやウナギなど京都人には濃い味付けの料理が普通かと思いきや、どのお料理も格式のある良い内容で驚かされました。

マキロン日記-むぎ
お料理もおいしかったのですが、こちらでは様々なお土産のお菓子をご用意されており、そちらも素朴な味ながら、どれも美味しかったです。当社社長は山盛り買って帰っておりました。

このような立派なお席を設けていただいたシルクの仕入れ先の社長様、本当にありがとうございました。

あぁ残念

2012.3.1  マキロンブログ 

当社では出張用のカバンをルイヴィトンさんで調達させていただいております。もっぱらお伺いするのは高島屋の中にあるお店。梅田や近隣の路面店に比べると小規模なのですが、それが逆に担当の方からゆっくりお話を伺いながら商品を選べるのが魅力です。

その高島屋ルイヴィトンさんからスイーツとシャンパンがサーブされるインビテーションをいただいたのですが、あいにく東京レクチュアーと重なってしまい、今回は欠席です。珍しいイベントなので本当に残念。

マキロン日記-LV

今月のなかひがしさん

2012.3.1  マキロンブログ 

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本日は恒例、なかひがしにお伺いしました。今月の八寸は節分モチーフ。升に見立てた四角い器でいただきました。いつも八寸の見立てには感心いたします。

本日も大将のドヤ顔たくさん拝見しました。こちらへお伺いするのは毎月のお楽しみです。その月ごとの見立ての八寸を見るのも食べるのも楽しみ。

だめだめ旅館

2012.2.11  マキロンブログ 

さてさて、この欄では行ってはいけない、だめだめ旅館をご紹介します。もちろん、人により評価は様々でしょうが有名でありながら、この体たらくはどうよっていうエピソード満載です。これらはぜーんぶ実話。えぇ、えぇ自腹ですから忌憚なく書かせていただきますよ。これらの宿へ行こうとしているあなた。この話を聞いてから今一度ご検討なさったほうがいいかもよ。

“星のや・軽井沢”さん

まずは今、最もホットな“星のや”さん。メディアへの露出では群を抜いており、各雑誌もやたら取り上げたり特集したり、存在感がうなぎ上り。しかも地方の旅館をリプロデュースして再生しつつグループを拡大中。→そのリプロデュースされた地方旅館にも一言あり!

本店ともいえる星のや軽井沢。建物の完成度がかなり高いのは認めます。部屋やフロントも日本有数のしつらえかも。接客が悪いわけでもありません。では何がだめだめかというと・・・。何となく全体がイマイチとしか言いようがないのです。全てがハリボテっぽいというか、建築物にヒューマンサービスが追い付いてないというか。仏作って魂入れず・・・という言葉を思い浮かべました。

この宿の特徴の1つが食泊分離。食事は各人が自由に摂れるスタイル。軽井沢はおいしいレストランが多いので旅館の外へ行くのもいいものかも。ただ、旅館内のレストラン(嘉助)へ行くと結構な値段の割にがっかり度大。悪くはないのです。でもこの値段でこの内容はだめだめ。例によって『自遊人』ではこのレストランが腕を上げて京都の懐石にも負けなくなった云々と書かれていましたが?どこが?京都なら店さえ間違えなければ半額でもっと満足できるところがいくつもありますよ。京都人に失礼では。

それとパブリックなお風呂が施設の外にあって、結構歩いて行かなければならないのです。それもそのはず、このお風呂は一般のお客さんにも有料で開放されていて観光客が列をなしてお目見え。お風呂自体も全く特徴なく、スーパー銭湯?

有名になると様々なお客様が来るようになります。日本を抜いて今や世界第2位のGDPを誇るかの国の方々も多くて、いろいろなカルチャーショックが。皆さんは基本大勢で行動されます。食事処でも深夜の庭でも。まあ、賑やかなこと。何しろ、お金はたくさん持ってらっしゃるので旅館に来て楽しいかなというようなお子ちゃまも連れてらっしゃいます。

ついでに最近、星のやグループに入られた“界出雲”さん。従来からある旅館が“界”ブランドでリプロデュースされているのですが、いかんせん中途半端。玉造という温泉ブランドだけでは今や成り立たないのは周りを見れば分かります。団体客が減って個人客をターゲットにしようにもノウハウがない。そこで現れたのが星のやグループ。

でもね、上辺だけ変えてもお里は知れるのよね。だって、旅館で大事な要素はいろいろあって、建物や料理も大事だけど、それを生かすも殺すも人次第。

こちらの宿ではチェックインの時に今日は混んでいますので、もしよろしければお食事は遅い目にしていただけますかと打診されました。別に遅くても不都合はなかったので了承しました。

さて時間になって食事処へ行くと・・・。誰も出てきません。案内なし?仕方なく勝手に座って、様子を見ているとスタッフさんは慌ただしく配膳されていました。急に休んだスタッフがいたのか、人数が足りていなかったのね。

予想通り、食事のサーブも乱れがち。ワインのコースターは汚れているし、最後のご飯の器は温められていないし・・・。忙しそうなスタッフを見ていると指摘するのも可哀そうで後で責任者の方にお伝えしておきました。

地方の旅館が不振なのは分かります。でも安易に星のやブランドにしたからと言って薔薇色の未来が広がるわけはありません。どうか今、悩んでいらっしゃる旅館経営者の方がいたら再考なさってください。本物のサービス無くして再生無しですよ。本家本元が試行錯誤中なのですから。

あさばさんがフランチャイズのような、のれん分けするでしょうか。五足のくつさんが天草とは別の場所にあったら成立するでしょうか。一般的に言って高額な宿泊料を設定されるなら本物を目指してほしいです。

“星のや”およびそのグループ 行ってはだめだめ度 ☆☆☆

お金がたくさんあって軽井沢で豪華に過ごしたい方、食事にこだわらない方には良いかも。

“月のうさぎ”さん

こちらも予約が取れないことで有名なお宿。今はどうでしょう。こちらの宿は私にとって、いろんな意味で気になる宿でした。というのは例によって“自遊人”誌でかつてこき下ろしていた宿だったのですが最近の号ではお奨めの宿になっていたのです。あまりに腑に落ちないので遂に自遊人編集長さんに直筆でその旨を尋ねてみました。

解答は経営者も変わって現在は再生したとのこと。

確かめてみるべく、予約を取りました。平日だったせいか案外、簡単に予約が取れましたがリーマンショック以降どこの宿も以前ほど稼働率は良くないのかも。

食事は伊勢海老、牛肉、アワビ、松茸・・・。考えられる限りの高級食材を出せばいいのか?私にはしっくりきませんでした。

部屋はもちろん全室露天風呂つき。海が見渡せます。あぁ、これも何だかしっくり来ません。つまりこの宿のコンセプトは分かり易さなのです。高級食材に部屋付き露天風呂・・・これは分かり易い。温泉に来ていいもの食べて露天風呂に入れば、ある意味幸せかも。しかーし!いくら高級食材でも科学調味料で味付けしたり、ただ素材を並べられても、あまり食事を楽しむことはできないのです。

露天風呂だって、取ってつけたような設備では何故それがあるのか判りかねて。要は高級温泉に来たら高そうな食材出してもらって、露天風呂入って・・・という分かり易いサービスを求める人には打ってつけ!

“月のうさぎ”さん 行ってはだめだめ度☆☆☆☆

区画整理などで突然現金が入って、思わず派手な車を買ってしまい、分かり易い宿をお探しの方にお奨め。

“あらや滔々庵”さん

加賀、山代温泉の名宿。最初に申し上げますが、こちらの宿は全く悪いところはありません。名宿の名に違わぬ良い宿です。しかーし、私に言わせると可もなく不可もなく・・・という印象で、名宿たるもの強烈な個性を主張してほしいのです。

パブリックの露天風呂は湯量も泉質も申し分なし。趣向を凝らしたモダンな浴室もあります。でも浴室に蜂の巣があって、少し怖かったです。

お料理も名宿の風格。しかし接客してくれる方が地味すぎて食事の楽しみを引き出してくれません。パートさん?と思うほど、まさに可もなく不可もなく・・・を地でいく方。70歳を過ぎた年配の方には向いているかも。

結局、こちらの宿の特徴は?と聞かれると何もないのです。近くにあるべにや無可有さんだと、いろんな意味で様々な見解を述べることができます。そのような個性が欲しかったなと思います。

“あらや滔々庵”さん  行ってはだめだめ度☆

決して良くないお宿ではありません。宿に刺激を求めない年齢になったら是非。