マキロンブログ

中国・桂林

2013.6.5  マキロンブログ 

社長の中国熱が止まりません。今年1回目の海外社員旅行は中国は桂林へ行ってきました。上海、北京に続いて3回目の中国です。桂林はチワン族の自治州で他の都市とは異なった趣です。開発著しい中国にあって建設物の高さ制限を設けるなど景観に配慮した都市となっています。

但し、空港近くに新都心が建設中でこちらは他の大都市のように高層建築が林立しています。


でも旧市街はまだまだ昔の雰囲気を残していて昭和時代の日本のようです。

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桂林へ行くには北京か広州でトランジットしないといけません。今回は広州経由で行きました。アクセスがいいとは言えないのですが世界中から観光客が集まる風光明媚な都市なので中国旅行も数回行っている方が訪れる旅巧者の観光地です。


桂林は山水の街。璃江(りこう)という広大な河を3時間半かけて川下りします。途中に見る景色はまさに山水画です。ちょうど今は雨期で霧が立ち込める山々と空が一体化して幻想のような光景でした。日本のサントリー、ウーロン茶のCMもここでロケされたものです。

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そして川下りの終着点がチワン族の多いマーケットエリア。チワン族ゆかりの精緻な刺繍製品や工芸品が売られています。数時間歩いても飽きないとても魅力的なエリアです。


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チワン族は美人村でも有名で、女性は小柄な方が多くエキゾチックな顔立ちをされています。男性にはそういう意味でも魅力的な街ですよ。


長野・松本 明神館

2013.5.30  マキロンブログ 

さて本日は松本まで移動してまずは松本城を訪問。別名、烏城と呼ばれる風格あるお城で天守は国宝となっています。



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午後はいよいよ明神館に到着。松本の中心地から車で約30分ですが、もう周りはすっかり山の奥深い秘湯の趣き。





事前情報では接客に難ありと聞いておりましたが、到着してから宿を後にするまで不都合はありませんでした。というより結構、気遣いが過剰気味くらいだったような気が・・・。ルレ・エ・シャトーという国際機関に選ばれた旅館として精進なさっているのでしょうか。ちなみに同機関に選ばれた日本の旅館は今現在で6件のみ。


しかして、この宿の魅力やいかに。

この旅館の代名詞とも言える“立ち湯”はビジュアル的インパクトはありますが、実際に入ってみるとふーんという感じ。雑誌などで紹介されている写真そのものなのですが、窓から見える景色は渓谷というよりは荒れ山。

こちらには露天付きの大浴場や寝湯なるものもありますが、ごくフツー。

でも館外に露天風呂があり、そちらは混浴。案外空いていて女性専用タイムもあります。夜は暗いのがかえって幻想的でいい雰囲気です。

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お料理は懐石、和食、オーガニックフレンチから選べます。私はオーガニックフレンチをチョイス。リクエストすればマクロビオティックにも対応してくれます。


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館内はフリードリンクのコーナーなどもあり、そこそこ高級感のある雰囲気を楽しめます。しかし、昔の団体旅行対応の建物を個人旅行向けに改装したのだなぁという痕跡も散見され、微妙な感じ。メディアで喧噪されたほどではないと感じました。

近くに観光地もあり、市内から近く、お料理も悪くないとすれば、一定の訪れる価値はあるのでしょう。


長野・松本 明神館さん お奨め度

           ☆☆☆

長野 三水館さん

2013.5.28  マキロンブログ 

さて金沢、長野レクチュアーの打ち上げは恒例、温泉での休息。今回の1日目のチョイスは三水館さん。有名な鹿教湯温泉にあるお宿です。

やや廃れた温泉地なのにいまや予約の取りにくい宿の1つです。まわりにはほとんど観光するべきところもないし、アクセスもいいわけではありません。

では何が人気なの?結論から言うと何も無いのが人気なのでは?


お宿は主にご夫婦が運営されているので至れりつくせりの宿ではありません。宿そのもの、部屋もいたって質素。アメニティにいたってはビジネスホテルより質素かも。

しかーし、よく見れば宿は木曽から移築した古民家を最新設備でリニューアルしてあります。部屋も質素ながらも置いてある調度品は品が良く、何故か落ち着きます。

お料理は野草がメイン!板長やシェフの作った料理ではなく、ご主人と奥様が作った料理なのです。野草といっても趣向を凝らした内容です。藤の花のみぞれ和えや、野草のグラタンなど・・・。使われている食器も作家もので味わいがあります。ただし、美味しいけれど、同じ食材が多く、力強い一品がないのも確か。このあたりの評価は分かれそう。

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もうひとつ特徴的だなぁーと思ったのは同宿のお客様がとっても富裕層であちこちの高級宿を経てこの宿にたどり着かれていること。それは駐車されている車を見ても分かります。ちなみに真ん中の車は社長のです。ナンバープレートを見ると遠方からのお客さんも多いのです。


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つまり最近ありがちな部屋付き露天風呂の宿や高級食材を売りにした宿に食傷した人々が宿なのです。この宿の空間には静謐という言葉がぴったりです。

派手な演出や不要な趣向を排して到達した上質な宿と言えばいいのでしょうか。そして驚くべきはこれだけの空間を確保して今時1万円台の価格で宿泊できるのです。これはご主人の考え方がいかに地道に良いものを提供しようかとしていることのあらわれでしょう。


長野・鹿教湯温泉 三水館さんお奨め度


     ☆☆☆

長野レクチュアー

2013.5.26  マキロンブログ 

本日は長野県でレクチュアーをさせていただきました。1年半ぶりの長野県です。ご参加の皆様ありがとうございました。

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夜は長野でイタリアンの有名店、ジョイアさんへ行きました。住宅街の中にあるお店で、お客さんは家族連れやカップルなど地元で愛されているお店のようです。

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フォアグラたっぷりのパスタやカラスミをつかったお料理など高級食材を手ごろな価格でいただけるお店です。中心地からは離れているものの、かえって静かにお料理をいただけるのでリピーターの方も多いのかも。

金沢レクチュアー

2013.5.24  マキロンブログ 

明日は金沢レクチュアーです。前乗りで金沢に来ました。前から行きたかった金沢21世紀美術館へ行ってきました。金沢の中心地、香林坊にあり、兼六園もすぐ近くです。そして市立の美術館としては異例の入館者を誇っている施設です。

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実際に行ってみると、すごく開放的でいくつもの入口があり、出入りも自由です。

美術館というより市民の憩いの場のようです。レアンドロ・エルリッヒの“スイミング・プール”も見ました。

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私も美術館併設のカフェでひと休み。

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夜は依然お伺いした蛇の目寿司さんに行きました。こちらはお寿司はもちろん、一品がとても美味しいのです。目板カレイの唐揚げや鯛の兜焼き、ホタルイカなどをいただき、〆に握りを注文しました。何を注文しても外れなし。お奨めのお店です。

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今月のなかひがしさん

2013.5.17  マキロンブログ 

本日は月に一度のなかひがしさんの日。暖簾も5月の節句にちなんで鯉のぼり。

今日はなんと、二男ご夫婦が来店されていました。先日TVでも放映されたのでちょっとした有名人。二男さんは父君(大将)に敬語で話しておられ、父君は二男さんに他のお客さんと同様にお料理の説明をされていたのが印象的でした。

基本的なお話です

山椒も盛りだくさんにしていただいて特製の“たまごかけご飯”を注文。その際、大将が振りつきで♪君(黄身)だけにぃ~と出してくれました。(笑)


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がなかひがしさんではお料理の途中に“にえばな”を出していただけます。お米がご飯に変わる瞬間、お米のアルデンテ。そのまま食べてもとてもおいしいのですが、社長は最近、大徳寺納豆を一緒にいただいています。ちょっとした裏技。リピーターの方はお試しあれ。

IMURIとルイガンズ・ホテル

2013.4.25  マキロンブログ 


福岡3日目は博多に戻り、再度桜坂へ。観山荘さんが営む洋食のお店、IMURIへ行くためです。平日なのに満席の大人気。お客は年代は様々ですがほぼ女性。

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観山荘さんの系列なのに比較的、お値打ちな価格設定でランチがいただけます。そしておそらく人気の最大の秘密は選べるデザート。これも系列のパティスリーから用意されたものの中から自由に選べるのです。これだけでもランチの価格の半分くらいの価値があるかも。


ランチを楽しんだ後は一路、今日の宿泊先ルイガンズ・ホテルへ。博多郊外の海浜地区、海のなか道にあるホテルです。

今回はスプリングレクチュアー成功のご褒美にスイートルームに泊まらせていただきました。天蓋付のベッドやゆったりしたソファーなどスイートならではの贅沢と非日常性を楽しみました。



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ホテルの向かいにはマリンワールドという水族館があり、珍しい深海魚や触れる海の生物のコーナーなどがありました。もっとも面白かったのはイルカのショーです。20年も芸を披露しているベテランイルカもいて、スゴ技を見せてくれます。またイルカと一緒にゴンドウクジラも同じようにジャンプしたり、泳ぎ回ったり芸をするのですが、クジラはやはり大きいので圧巻です。

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下関、博多とレクチュアーをさせていただいて、美味しいお料理、温泉、スイートルーム、水族館、そして鳥栖アウトレットでのお買い物など盛りだくさんのツアーでした。

また全国各地で皆様にお会いできるのを楽しみにしております。

秋月 清流庵さん

2013.4.23  マキロンブログ 

レクチュアー後のお楽しみは温泉。今回は博多から車で1時間半ほど大分方面に移動して秋月というところへ行ってきました。秋月は小さな町ですが綺麗な川の流れる素朴な土地です。


宿泊は清流庵さん。2600坪もの広大な敷地に僅か6部屋の旅館です。そして敷地内に川や滝、池を配したお庭があります。敷地内が遊歩道になっていて、夏なら川で涼めるでしょう。


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お部屋はとても広く、ゆっくりできます。部屋の名前にちなんだモチーフの絵をあしらった陶器がそこかしこにあって洒落ています。それぞれに趣向を凝らしたお風呂が付いています。私が宿泊したお部屋は露天風呂と寝風呂(寝た姿勢で入れるお風呂)、それに岩盤浴ができるようになっています。


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お料理は別のお部屋でいただくのですが、この部屋が驚き!とても広い部屋で天井も高く、非常にきれいです。しかし何と言っても素晴らしいのは正面に池を配した庭が大きく広がっているのです。

この空間は他に類を見ない、とても価値あるものだと思います。


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お料理もありきたりではなく、とても美味しいしオリジナリティも高い内容です。山の中なのでお刺身などはどうかなと思っていたのですが、良いものをお出しいただきました。

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正直言うと、この辺りは大きな温泉地ではありませんし、清流庵さんも今回初めて知った旅館でしたので、あまり期待値は高くなかったのです。確かにすべてが洗練されている・・・ということはありませんが、お料理は十分満足できる内容でしたし、食事処の空間は特筆すべき素晴らしさでした。

そして価格が非常にお値打ちなのです。この内容であれば再訪する価値有りだと思います。



福岡・秋月 清流庵さん

お奨め度 ☆☆☆☆

博多 観山荘さん

2013.4.21  マキロンブログ 

本日は博多にて北見マキ先生に“ダンシングハンカチ”レクチュアーを開催しました。ご来場の皆様、誠に有難うございました。

一連の北見マキ先生のスプリングレクチュアーも博多が最終地です。千秋楽を記念して今宵は北見先生を博多の桜坂観山荘さんへご招待させていただきました。中心部の喧騒を離れ、桜坂という小高い丘に場所にあるお店です。

壮麗な門構えからもお店の格が伺えます。店内はまるで旅館のようで広々としています。通されたのは2階の個室です。窓からは夜景が美しく見えます。

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先付はお店オリジナルの笹豆腐。お刺身には鮑も添えられて豪華です。おしのぎに桜餅の鯛のせなど卯月らしいお料理が続きます。

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お店の方も親切で予約時から丁寧な対応でした。豪華な設えの中でゆっくりとお料理を堪能できる貴重なお店です。

下関 日和庵さん

2013.4.20  マキロンブログ 

本日は北見マキ先生をお招きして下関で“ダンシングハンカチ”レクチュアーを開催しました。お集まりの皆様、誠に有難うございました。

レクチュアー後は北見先生をお連れして下関の円山町にある日和庵さんへ行きました。高台にあると聞いてい


たのですが、急峻な細い坂道を昇ったところに純和風のお店がありました。でも店内はモダンな内装で窓からは下関の夜景を見晴らす良い立地でした。



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お料理は和風と欧風両方取り入れた創作料理となります。先付では下関らしく、シーズンが終わったにも関わらずフグを使ったお料理から始まりました。

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器も素晴らしくオーナーのこだわりが伺えます。様々な創作料理が出ましたがメインはお肉を堪能しました。

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来店されているお客は若い方も多いし、親戚など大人数で来られているご家族連れなど、皆さん品の良さげな方ばかりです。接待や記念日のお食事にぴったりなお店でした。

卯月 なかひがしさん

2013.4.18  マキロンブログ 

今月のなかひがしさんは先付にイチゴも使ったかわいい一品から始まりました。そして筍の土瓶蒸し。くちこと一緒にいただきます。そしてメインに隠岐の島の牡蠣と筍の味噌田楽を作っていただきました。田楽の味噌はなんと、山椒と味噌を和えたもの。そして白眉は筍ご飯。カラスミも入っています。少々お高いですが、旬のものをいただける幸せには代えられません。

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そしてスペシャルアレンジ、山椒とたまごのご飯。これはたまごの黄身だけを載せていただくのですが、これを出していただくとき、大将は♪君だけにぃ~と仰せられます。(笑) みなさんも一度リクエストしてみてください。

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小豆島 真里さん

2013.4.4  マキロンブログ 

さて2日目は高松に戻り、高松港から小豆島へ。今日のお目当ては人気宿、真里さん。こちらはもろみ料理で有名。そう、小豆島は醤油の産地なのです。島のあちらこちらに醸造所があります。

最近は瀬戸内の島々にアートの拠点を作って観光に結び付けているようです。でも島全体はのどかです。そこここにオリーブの農園や販売所があるのが小豆島らしいともいえるのでしょうか。

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真里さんは山の上にあります。元はオーナーのお母さんが民宿をしていたのだとか。昔の母屋と蔵は有形文化財になっています。母屋は食事処と憩いのスペースになっています。憩いのスペースというのは囲炉裏があって自由に過ごせる場所なんですが、とっておきのお楽しみが・・・。それは様々な果実酒が自由にいただけるのです。金柑やミカン、キウイ、いちご、パプリカやウコンなどもあります。

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お料理は瀬戸内で獲れる魚介類が豊富。海老は生きたまま出てくるので格闘しながらいただくことになります。お刺身も4種類の醤油で楽しめます。どの醤油も真里さん独自のものですが、特に酵母が発酵中の醤油は全く市場には出回らないもの。

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醤油を楽しむ料理というと辛い味だと思われがちですが、私たちが普段食べているものから比べると薄味なくらい。

野菜も庭でできたものなども出していただけます。

部屋は有形文化財になっている蔵に泊まりました。小さいながら気の利いた露天風呂も備えています。古い蔵なのは外観だけで中は至って快適です。この宿のこだわりはすごく、設えはもとより、どのような小物や置物も気を抜いていません。小さな島でそのようなこだわりを維持するのは大変だろうなと思いました。


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でもだからこそ独特の空間が生まれるのでしょうね。